多汗症日記

多汗症である成人女が多汗症の辛さ、治療法について語ります。

私について

初めまして。

成人済み女です。

突然ですが、私は多汗症です。

「いやいや、いきなり多汗症だと言われてもそもそも多汗症ってなんやねん」

と思われたそこのあなた。

今から簡単に多汗症について説明するのでご安心ください。

(※既に多汗症がなんなのか知ってるという方は飛ばしていただけると幸いです。)

 

多汗症はその名の通り"汗"が"多"量にでてしまう症状を指します。

しかし、ひとえに多量といってもその量は人それぞれで、その量や日常生活への支障度により3~4段階にレベル分けされています。

(※ここでは4段階分けバージョンについてご説明いたします。)

 

レベル1

・発汗がやや気になるが、日常生活を送るのには支障はなく、特に悩まされることもない。

 

レベル2

・発汗は気になるが、我慢できるレベルである。日常生活を送るのにほぼ支障はない。

 

レベル3

・どうにか発汗に耐えられるが、日常生活を送るのに多少支障があり、悩まされることも多い。

 

レベル4

・耐え難い発汗があり、常に汗のことを考えてしまう。日常生活を送るのに支障がある。

 

(※ちなみに私は定義上ではレベル4の多汗症となっていますが、1年前多汗症の専門医に診てもらったときには「レベル5」と言われました。)

 

さて、現在私はレベル4(5)の多汗症患者ですが、具体的にどの部分にどのような症状が見られるかについて実体験に基づき、お話していきたいと思います。

まず、私は手掌(手のひら)の汗の量が一番ひどいです。

出掛ける時は常に4枚のハンドタオルを持ち歩いていますが、それでもすべてのハンドタオルの乾きが持つか持たないかくらいのレベルです。

つまり、帰る時には4枚のタオル全てがびしゃびしゃの状態で、濡れ雑巾のようにしぼれる状態だということです。(汚い表現ですみません。)

家にいるときはフェイスタオルやバスタオルで手をふけるので物凄く楽なのですが、外に出るとそうはいかないのでとても苦労しています。

ちなみに私は手掌以外にも脇、太ももの裏、足などに多量に汗をかきますが、全身多汗症というよりかは特に手掌の汗がひどいので今まで診てきていただいたお医者さん方には「手掌多汗症」と診断されました。

 

紙に文字を書くときは汗で紙が破けてしまうため、手袋をしたりタオルを手の下に敷いたりしてなんとか対処して、本を読むときやゲームをするとき、いや、もうなんか手に何かをもつときはだいたいタオルで包んでなんとか対処しています。(ちなみに汗が原因でスマホを壊したことがあります。)

 

いや、もう正直、多汗症ってめっちゃつらい病気です。

世間の認知度はまだまだだし、100%完治する治療法はまだ見つかっていないですし。

「ただの汗っかき」「手がべたべたしててきもち悪い」と言われることばっかりです。

ホントなにもいいことなかったです。

手なんて毎日使う部分じゃないですか。

握手をする、文字を書く、何かをもつ、何かを触る。

でも、それ全部多汗症の人は普通の人のように上手くできないんです。

 

私はこのブログを自分自身が多汗症について調べていて、あまりにも実際に多汗症である方の声が少ない、情報が少ないと感じたので始めました。

 

「もしかしたら多汗症かも?」

「今、現在多汗症で悩んでいる」

「知り合いが多汗症多汗症について興味がある」

といった方。

 

このブログが少しでもそんな方々の救いになれば幸いです。